5月の言葉
平成22年5月1日
“カーネーション 手向ける娘の墓参り “
ゴールデンウイークが終わって間もない5月の第2日曜日、ここ数年、墓前に真っ赤なカーネーションの花が手向けられています。
7年前に母を亡くした一人娘が、カーネーションを持ってお参りに来るのです。
昨年、七回忌の法要のとき、
「私は、特に母には迷惑をかけてしまいしまた。
随分、困らせたこと、泣かせたこと、悲しませたことなど・・・。
このカーネーションは、母に対する私の精一杯の感謝の気持ちです。
私を生んでくれてありがとう。
私を育ててくれてありがとう。
お母さん 本当に ありがとう。
冷たい墓石に手を当てて、“お母さん”、“お母さん”、
“お母さん” と、いくら呼んでも呼んでも呼び尽くせない
母への懐かしさ、慕わしさ、たまらなく甘えてみたい素直な心になれるのです。
母が亡くなってからでは遅いのにね・・・・・・・・。」
首をすくめて、ニコッと恥ずかしそうに笑った娘の目が潤んでいたことを、この時節になると思い出します。
今年も、ゴールデンウイーク明けには、その娘が真っ赤なカーネーションを抱えて山門をくぐって来ることと思います。
叱られた 恩を忘れず
父母の 背中を流して
今年も墓まいり
合 掌