3月の言葉
平成22年3月1日
“人は2度死ぬんだって・・・?“
「ガマの油って知ってる?。」
「・・・・・うん。」
「よく知ってるなぁ。」
・・・・・「うん、おばあちゃん子だから。」
「子どもの頃さ、お祭りに来たガマの油売りのおじさんが、人は2度死ぬんだって言う話をしていたんだ。」
「・・・・・2度?」
「うん、1回目は身体が死んで亡くなっちゃった時、2回目は、死んだ人を誰も思い出さなくなった時、本当に死んじゃうんだって。1回目の時、今まで使っていた身体がなくなっちゃうからさ、すごく怖いんだって。」
「・・・・・思い出してやれば怖くないの?思い出してれば見返しがなくてすむの?」
「うん、だから俺たちにできることは、いつも思い出してあげることなんだって、そうすれば、ずっと生きているんだって、生きて見守ってくれるんだって。」
昨年、公開された映画「ガマの油」のラストシーンに、こんな会話が出てきます。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、日増しに春らしくお彼岸も間近になってまいりました。
彼岸は、3月18日(木)~24日(水)の1週間です。
この1週間は、布施(人に施す)・持戒(戒めを守る)・忍辱(耐える)・精進(努力する)・禅定(心落ち着ける)・智恵(真理にもとづく考え方や生き方をする)の六波羅蜜の行を修め、日常の生活を反省し、仏道と信仰の実践週間としても意味づけられています。
自然をたたえ生物を慈しみ、先立たれた父母・祖父母などを偲び、自分が今あることに感謝して、ぜひ、お彼岸には、ご家族そろってお墓参りされますことを念じております。
合 掌