2月の言葉
平成22年2月1日
“電車内で席を譲る 思いやりのテクニックとは・・・・・“
皆さんは、電車に乗って、一列の座席が空いていたらどこに座りますか・・・・・・・・?
心理学的にも、ほとんどの方が同じ席に座るそうですが、乗降口のすぐ横の手すりのある席に座りませんか?
隅の場所が居心地がいいんですね。
片側は手すりですし、片側一人の他人に気を使えば済みます。中には一列の真ん中にドカッと座る人もいますけど。
さて、あなたの近くの乗降口から、杖をついたお年寄りの方が入ってきたとします。
10人掛けの椅子は満席です。10人の内、どこに座っている人が席を譲るべきでしょうか。
たぶん、目の前に立たれた人が席を譲ることになるのでしょうね。
でも、電車に乗って座る段階で、すでに席を譲らなければならない席が決まっているのです。分かりますか?・・・・・・・・。
答えは、「乗降口のすぐ横の手すりのある席に」座っている人が立って、席を譲ってあげるのが正しいですね。
杖をついたお年寄りの方は、座るにしても、立つにしても、手すりがあったほうが安心して座れるし、立てるんです。
大事なのは、手すりがなによりの頼りとしている方に対する「思いやりの心の技術・テクニック」なんです。
席を譲るという行為を仏教では「布施行」といいますが、席を譲られた方から「ありがとう」の一言がなかった場合、「席を譲ってあげたのに・・・・・・・・」と、相手に「見返り」を求めてはいけません。せっかくの善行(布施行)が普通の行為になるとともに、一日中、不愉快な思いをしなければならないのは席を譲った方なのですよ。
合 掌